アメリカ政府は成人画像を制限しようとしている
アメリカの成人向けソーシャルネットワーキングやエンターテイメントが、米国政府の法修正案によって運営危機に晒されています。
連邦記録法(federal recordkeeping law)の修正案は、成人向けソーシャルネットワーキングサイトやその他のインターネットサイトが、ユーザーの身分証明を集め管理することを強いられる可能性があります。
市民団体は、成人向けソーシャルネットワーキングサイトと成人向けエンターテインメントウェブサイトを代表して、提案を酷評し米国司法省にコメントを提出しました。
最新の規制は、2006年のAdam Walsh児童保護安全運動( the Adam Walsh Child Protection and Safety Act of 2006)の成果です。
これは児童に対する性的その他暴力犯罪を防止し、オンラインでの露骨なデジタル画像の規制を目指す。
司法省は、これらに対するパブリックコメントを整理するのに8ヶ月掛かるといいます。
司法省が新たな条件を出した後、事業者が応じるまで30日与える。
規制は、事業主が応じなければ、5年以内の懲役を含む強い刑罰が課せられる。
the Free Speech Coalition(言論の自由連合)は、個人の権利保護との調整をしなければ告訴するとしています。
成人向コンテンツ産業にダメージを与え、成人向けエンターテインメントを廃業に追い込むことにもなりかねないという危惧があって多くの事業主が危機感を持っています。
法修正案に対する成人向けサービス事業者の反応
多くの成人向けエンターテイメント事業者はコメントを控えていましたが、Manhunt.netというゲイサイトのオーナーがコメントしています。
Federal Labeling and Recordkeeping Law(ラベルと記録管理に関する法律)のセクション2257に対する最新の基準と規制に関するパブリックコメント。
これらのプロセスを処理するには8-9か月かかる可能性があり、性的に露骨な写真を投稿する全てのユーザーの個人情報を集め管理するために、出会いやソーシャルネットワーキングのような第2の事業主に要求する新しい規制を強化することも考えられる。
Manhunt.netのオーナーJonathan Crutchleyは、
「サイトに世界中から110万人の登録者によって投稿された9百万以上の写真で、個々の写真から年齢を証明し確認することは出来ないだろう。
Crutchleyは、一旦新しい規制が強化されれば、記録管理が出来ないことを理由に終身刑になる可能性があると思っています。
事業を閉鎖して故郷のアムステルダムに帰る?」
とコメントしています。(ebar)
アメリカでの今回の法規制案は、ネットから児童を保護するという世論の高まりと、成人サイトでの性的に露骨な写真画像の排除が目的の様ですが、特定のジャンルだけををターゲットとせず、成人コンテンツを持つサイトを主として、さらには写真を投稿できるサイトへの規制ということらしい。
当然、成人サイトだけではなく、一般のサイトにも影響する可能性はある。
個人情報を管理し、性的に露骨な写真を投稿した個人に警告を与えるという建前だが、サイト側の方も怪しいから止めさせるという狙いがあるような気もした。
今後はアメリカの法に反すると判断されるサイトが閉鎖されるケースが増えてきそうな予感。
成人コンテンツとは関係がないが、性的な露骨な写真を削除し切れないサイトも多いだろうしなあ。
参考:What is the Federal Labeling and Recordkeeping Law or Section 2257?(PDF)
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